人気資格のFPと中小企業診断士。
このダブルライセンスを考えている人もいるかと思います。
そこで今回はFPと中小企業診断士のダブルライセンスにどんなメリットがあるのかを解説していきます。
中小企業診断士とは?
中小企業診断士は中小企業の経営改善していくための診断・助言を行う専門家です。
ビジネスパーソンが新たに取得したい資格ランキングで1位にもなった、今人気の資格です。
経営コンサルタントとしては唯一の国家資格で「日本版MBA」とも言われています。
また中小企業と行政・金融機関を繋ぐパイプ役としても活躍しています。
主な業務はコンサルティング業務と資金調達業務が多いようです。
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中小企業診断士の難易度は高い!
中小企業診断士の試験は1次試験と2次試験があります。
1次試験は択一式で、2次試験は筆記試験と口述試験です。
1次試験の合格率は15~20%ほどで、2次試験の合格率は20%前後です。
1次試験と2次試験のストレートでの合格率は約4%ほどで、かなり難易度の高い資格試験と言えます。
合格までの平均勉強時間も1,300時間というデータもあります。
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FPと中小企業診断士はメリットがあるの?
まずFPと中小企業診断士には企業内と企業外の2種類があります。
企業内は企業に勤務していながらFPや中小企業診断士の資格を取り、業務に活かしている人のことで、企業外は独立開業して業務をしている人です。
企業内、つまりサラリーマンとして働きながらキャリアアップや自己啓発のためにFPや中小企業診断士の資格を取った場合ですが、この場合資格を取ったからと言ってすぐに待遇が変わるものではありません。
企業によっては、これらの資格を取得すると手当てがつくところもありますが基本的には、資格を取得してその知識を普段の業務に活かしながらキャリアアップを図る形になります。
FPは金融系や保険業界で推奨されている資格なので、これらの業界で働いている人は取得するメリットがあるでしょう。
中小企業診断士ですが、これはどの会社でも活用できる資格だと思いますので、業界は問わず取得するメリットはありそうです。
なのでFPと中小企業診断士のダブルライセンスということになれば、どちらの資格も活かせる金融系や保険業界の方がメリットが多いと言えるでしょう。
次に独立開業した場合です。
FPと中小企業診断士の業務については直接的に関連するものは、あまりないと思います。
しかし、FPと中小企業診断士の二枚看板で活動するメリットがないわけではありません。
中小企業診断士としての業務がどこをターゲットにしているかにもよりますが、例えば、文字通り、中小企業をターゲットに業務をしていたとします。
中小企業のコンサルティング業務や資金調達の業務をしていれば、社長や重役との接点を持つようになるでしょう。
そこでFPとしての活動していることをアピールすれば、プライベートな相談を受けることができるかもしれません。
その相談料として報酬を受け取っても良いでしょうし、無償で相談に乗り信頼関係を作って中小企業診断士の仕事を繋げていくという方法もあります。
この反対に中小企業の社長などをターゲットにFPとして活動して、その繋がりから中小企業診断士の業務に繋げていくという方法もあります。
独自の強みを持った中小企業診断士が売れやすい!?
これは中小企業診断士に限りませんが、独立して活動していくなら独自の強みを持っている方がニーズが高そうです。
例えばIT関連に強い中小企業診断士とか、医療機関に強い中小企業診断士など。
範囲を絞った方が人脈やネットワークを形成しやすいというメリットもありますし、反対にこちらとしてもターゲットを絞った方が広告や宣伝をしやすいというメリットがあります。
また、依頼する側からしても、自分の分野に強い中小企業診断士の方が信頼ができますし、訴求効果も高いでしょう。
まとめ
さて、いかがでしたか?
今回はFPと中小企業診断士のダブルライセンスについて解説させていただきました。
FPも中小企業診断士もコンサルティング業務や相談業務がメインなので、親和性が高い資格だと思います。
直接的に相乗効果を生む資格同士ではないかもしれませんが、活かし方によっては大きなメリットがあるでしょう。
ただ中小企業診断士の難易度は高く、仮にFP1級まで視野に入れているのであれば、相当な勉強時間が必要となります。
FPと中小企業診断士のダブルライセンスに挑戦したいと考えている人は、挫折しないように頑張ってください!
以上、FPと中小企業診断士のダブルライセンスはどんなメリットがあるの?でした。
最後までお読みいただきありがとうございます!
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