FP1級の難易度と合格率とは?

FP1級について

FP1級はファイナンシャル・プランニング技能検定の最上位の資格です。
1級はどれくらいの難易度なのか?
合格率はどれくらい??
これから目指す人も現在目指すつもりはないという人もFP資格に興味がある人なら気になるところだと思います。
そこで今回はFP1級の難易度と合格率について解説していきます。

FP1級学科試験の合格率

FP1級学科試験の合格率は9%~13%ほどで、おおよそ10%前後です。
その年や月によってかなりバラツキがあり、5%ほどの時もあれば、17%くらいまで高いこともあります。
変動はあるものの、10%前後を目安として頂いていいかと思います。
10人に1人しか合格できない計算となります。

FP1級実技試験の合格率

資産相談業務(金財)の合格率
80%前後

資産設計提案業務(日本FP協会)の合格率
90%前後

実技試験は資産設計提案業務(日本FP協会)の合格率ほうが若干高めです。

FP1級試験合格率の推移

試験日 きんざい学科 FP協会実技 きんざい実技
2018年1月 14.52%
2017年9月 10.41% 88.10%
2017年6月 86.50%
2017年2月 84.43%
2017年1月 13.98%
2016年9月 4.84% 87.0%
2016年6月 82.25%
2016年2月 80.99%
2016年1月 12.37%
2015年9月 15.41% 96.5%
2015年6月 82.12%
2015年2月 79.28%
2015年1月 13.09%
2014年9月 11.56% 97.7%
2014年6月 78.59%
2014年2月 79.29%

FP1級の難易度とは??

1級はファイナンシャル・ プランニング技能士の最上位だけあって難易度もかなり高いです。
特に学科は合格率が10%台であることからしても、その難しさがわかります。
しかし、実技に関しては80~90%という高い合格率となっています。
学科さえクリアすれば、ほぼ合格したと思っても良いでしょう。

他の資格との比較

難易度ランク

Sランク…税理士
Aランク…社労士、行政書士、簿記1級
Bランク…FP1級、宅建士

受験回数や出題範囲、受験資格、得意不得意などに違いがありますが大体はこのようにランク分けできると思います。
FP1級を受検する人の多くはFP2級の資格保有者やFP業務に従事してきた人たちで、ある程度の知識を持っていると考えられます。
その受検者でさえ、ほとんどが合格できない試験なので、FP1級の難易度は相当高いと言えるでしょう。

一発合格できる人は少ない

1級は一発合格する人がほとんどいません。
通常は2、3回受検して合格する人がほとんどです。
また、FP1級は全体の6割(120点)が合格基準点ですが、合格できそうでできないのが1級です。
不合格になった多くの人は100~119点の間に集中しています。

2級とは断然レベルが違う

2級は普通に勉強していれば合格できるレベルです。
頑張れば一発合格も十分可能です。
しかし、1級となると格段に難易度が上がります。

勉強時間の目安は??

FP1級に合格するためにはどのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。
勉強時間の目安について調べてみると
少ない人で30時間。
多い人で500時間という人がいました。
ではどのくらいが平均の勉強時間かというと大体300時間前後が目安となるでしょう。
試験の難易度から言っても、これくらいが妥当な勉強時間だと思います。
但し、300時間という勉強時間はあくまでも目安です。
300時間、勉強したから必ず合格できるというものではありませんので、ご注意ください。
人によってはもっと必要な人もいます。

2級試験から間をあけないのがコツ

FP1級の受検資格があり、すぐにでも受検できるという人はFP2級の取得から間を空けずに受検することをおすすめします。
2級の試験から間を空けてしまうとそれまでに詰め込んできた知識を忘れてしまう危険性があるからです。

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