FPとは?簡単にいうと??

FPについて

近年、人気資格となったFP(ファイナンシャルプランナー)ですが「一体どんな仕事をしてるの!?」「簡単に言うと何をする人?」と疑問に思う方もいるでしょう。

そこで今回は「FPのことをもっと知りたい!」という人のために疑問にお答えしていきます。

FPを簡単に言うと「お金のゼネラリスト」

FP(ファイナンシャルプランナー)という資格を聞いたことがあっても、実際はどんな資格なのかわからない人も多いと思います。

FPとは、簡単に言うとお金やお金に関するプランについての総合的なアドバイスができる専門家です。

人は生まれてから死亡するまで、長い年月を生活していきます。人の生活というものは、その人がどのように生きていきたいのかというライフデザインがあります。そして、ライフデザインを実現するためには、ライフデザインに基づいた生活設計、生涯生活設計などのライフプランが必要です。またライフプランを実現するためには、お金が必要です。人生の夢や目標をかなえるために総合的なライフプランを立て、お金や経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。

FPとは、ライフプランを実現するために必要な「ファイナンシャル・プランニング」の専門家なのです。もっと簡単に言うと、お金に関するコンサルタントと言っても良いでしょう。

FPの仕事と歴史

ライフプランを実現するためには、お金(資産)が必要ですがお金といっても世の中には様々あります。
もっとも馴染みのあるものは現金や預貯金ですが、それ以外にも株式、投資、税金、借金、などなどお金に関する分野は様々です。FPは、このような多くのお金のうち、貯蓄、投資、保険、ローン、税金、不動産、相続といった幅広い分野を総合的に扱います。

ライフプランの目標を実現するため、お金に関する様々なデータを集め、分析を行い、貯蓄、投資、保険、ローン、税金、不動産、相続といった幅広い知識から、具体的な計画をその人のライフプランに沿って立案・アドバイスをしています。

日本でのファイナンシャルプランナーの歴史は1986年にFPの民間資格を認定するダイヤモンドファイナンシャル・プランナーズが設立され、AFP資格の発行を開始したことが始まりです。その後、2002年に国家検定である技能検定にファイナンシャル・プランニング職種が追加され、合格者はファイナンシャル・プランニング技能士と称することができるようになりました。FP3級といった資格は一般的にファイナンシャル・プランニング技能士のことを言います。

FPの国家資格とは?

FPの資格には国家資格と民間資格の2種類があります。

一般的にFP3級とかFP2級と言われている資格は、正式にはファイナンシャル・プランニング技能士のことを言います。FP3級=3級ファイナンシャル・プランニング技能士ということです。このファイナンシャル・プランニング技能士がFPとしての能力を認められている国家資格です。ファイナンシャル・プランニング技能士は名称独占資格で、試験に合格しなければファイナンシャル・プランニング技能士を名乗ることはできません。

民間資格のFPは日本FP協会が実施しているAFPとCFPになります。

FPはどこにいるの?

FPの多くは銀行や証券会社、保険会社に勤務し顧客の資産の相談に応じたり、アドバイスを行い活躍しています。このように企業に勤務しているFPを企業系FPといいます。

また、企業系FPの他にも自分で事務所を開いて独立する独立系FPもいます。独立系FPは顧客の対応だけでなく資産に関するセミナーの講師を務めたり、原稿の執筆活動をしたりと活躍の場は広がっています。

FPが扱う分野には、生活に密着したものが多くあり、主婦や高齢者の方など自分の生活に役立てたいという人も資格を取るようになりました。さらには、社会保険労務士や税理士、宅地建物取引士など他の資格と組み合わせて(ダブルライセンス)活躍する方も多くいます。

また、海外では一般家庭であってもファイナンシャルプランナーを利用する人が多くおり、医者、弁護士、FPという3つの「かかりつけ」の専門家として位置付けられています。そんなことから、別名「家計のホームドクター」とも呼ばれています。

日本でも近年、お金に関する意識が高まったことから、FPの需要も今後ますます伸びていくと予想されます。

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