FP試験は数学や計算が苦手な人には向かない

FP試験について

数学や計算が苦手だけどFP試験を受験してみたいという人もいるかと思います。

実際のところ、FP試験にはどういった計算問題が出題されるのでしょうか。

数学や計算が苦手な人は合格できないのでしょうか。

そこで今回はFP試験の計算問題や数学が苦手な人でも合格できるのかを解説していきます。

参考にしてみてくださいね😊

FPにとって数学や計算は必須

FPの仕事はお金に関する相談業務です。

年金や住宅ローン、複利計算、ローン、不動産、資産運用、相続税・・・

様々なお金の悩み事について対処していかなければなりません。

これらに対処するための知識や技術がFPには必要となります。

つまりFPは数字を扱う職業なのです。

そのため、数学や計算は避けて通れない分野となります。

 

逆に反対の立場ならどうでしょう?

数字や計算が苦手なFPに相談したいと思いますか?

 

FP試験ではどんな計算問題が出題される?

試験ではどんな問題が出題されるのでしょうか。

実際に見てみましょう。

 

3級学科試験(2019年9月)

元金3,000万円を利率(年率)1%で複利運用しながら、15年間にわたって毎年均等に取り崩して受け取る場合、毎年の受取金額は( )である。なお、計算にあたっては下記<資料>の係数を使用して算出するものとする。

<資料>利率(年率)1%・期間15年の各種係数

終価係数 減債基金係数 資本回収係数
1.1610 0.0621 0.0721

 

1) 1,863,000円
2) 2,163,000円
3) 2,322,000円

 

この問題の場合、「資本回収係数」を使います。

3,000万円×0.0721=216.3万円

従って答えは②となります。

 

これは3級の内容で2級になると、もう少し複雑な計算問題が出題されますが、この問題で問われていることはどの係数を使うのかということです。

どの係数を使えば良いのかがわかれば、あとは電卓で計算すれば良いので、計算自体を自分ですることはありません。

ただ「元金3,000万円」に資本回収係数0.0721を掛けるという計算が浮かばないとなると残念ながらFPには向いていないと言わざるを得ません。

逆にこれなら解けると思った人は是非、受験してみてください。

 

お金のことになると苦手意識がなくなる

数学や計算が苦手だという人はFP試験にも二次関数とか微分積分みたいなイメージを持っているのではないでしょうか。

数字の羅列にしか見えず、どんな数式なのかイメージも湧かない、公式を見るだけで無理!とアレルギー反応を起こす人もいるかもしれませんね。

確かにFP試験では係数を用いた計算や面積の計算、相続税の計算など一見すると難しそうな計算問題が出題されます。

しかし人間は不思議なものでお金のことになると苦手意識がなくなることもあります。

「複利でこれだけ儲かる」

「税金がこんなに取られるから節税しよう」

そういった身近な事例だとイメージも湧きやすく、取り掛かりやすいと思います。

 

数学や計算問題を克服する

もし数学や計算が苦手でもそれを克服することはできます。

実際のところ、FP試験での計算は電卓で行いますし、計算で解く問題はそれほど出題されません。

計算問題も出題されますが、どの計算式が正解かという問題が多いです。

要はどの計算式を使えば良いのか、計算の順序は何なのかといったことを知っていれば十分なのです。

 

なので数学や計算が苦手だからといって早々と諦める必要はありません。

苦手意識がある人は、FP試験を機に勉強するのも手です。

資格試験は自己成長の機会の場でもありますから逆に苦手なものに挑戦することに意味があると思います。

 

数学や計算が苦手だけど受験をしてみたいという人は是非、克服してください!

 

以上、「FP試験は数学や計算が苦手な人には向かない」でした。

最後までお読みいただきありがとうございます!

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