FP技能士検定は3級から1級まであります。
ではFP技能士検定は何級からでも取れるものなのでしょうか?
3級から順番に取らなくてはいけないのでしょうか?
FP技能士検定は何級からでも受験できるもの?
等級がある資格試験の中には上級から受験できるものもあります。
しかし、FP技能士検定は受験資格が設定されているので、何級からでも受験できるというわけにはいきません。
反対に受験資格を満たしていれば何級からでも受験できるということになります。
FP技能士検定の受験資格
ではFP技能士検定の受験資格を見ていきましょう。
3級
- FP業務に従事している者または従事しようとしている者
3級の受験資格は特にありません。
FP業務に従事している者か、これからしようとしている者であればOK。
2級
- 3級技能検定の合格者
- FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
- 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
- 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
2級の受験資格は上記の4つ。
王道は3級に合格して2級を受験する道ですが、その他にも「FP業務について2年以上の実務経験がある者」「AFP認定研修修了者」でも受験することができます。
1987年(昭和62年)3月27日に日本で初めてのファイナンシャル・プランナーに関する公的資格の技能審査として労働省が認定した資格。金融財政事情研究会が主催していた技能審査で、通称「金財FP」。2001年(平成13年)技能検定制度にファイナンシャル・プランニング職種が新設されたことに伴い、認定終了。
AFPは日本FP協会が認定するFPの民間資格。CFP資格審査試験の受験資格ともなる。
1級
学科試験 |
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実技試験 |
|
FP1級は学科試験と実技試験で受験資格に違いがあります。
FP2級から受験するには?
FP2級から受験するには「FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者」を利用するのが一番の早道です。
2年以上の実務経験を証明できるのであれば、このルートがおすすめです。
実務経験がないのであれば3級に合格するか「日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者」を利用しましょう。
これを利用すればCFP資格審査試験の受験資格ともなるAFP資格とFP2級を同時に取得することができます。
FP1級から受験するには?
FP1級から受験するにはいくつかのルートがあります。
- FP業務に関し5年以上の実務経験 ⇒ 学科試験 ⇒ 実技試験
- CFP認定 ⇒ 実技試験
5年以上のFP業務実務経験があるなら①のルートがあります。
ただし学科試験は合格率が10%前後の難関試験です。
そこで学科試験を避けて実技試験から受験する方法もあります。
それが②のルートです。
CFPは6課目に合格することが条件となりますが各課目の合格率は35~40%前後なため比較的合格しやすいと言えます。
ただしCFPに挑戦するにはAFP認定者であることが条件となります。
そのため「AFP+FP2級」を取得してCFPに挑戦、合格後にFP1級実技試験を受験するという流れになります。
まとめ
FP技能士検定は3級から1級までありますが、ご紹介したように3級からではなく2級から受験する方法や1級から受験する方法もあります。
自分自身がどの資格まで取りたいのかを予め決めておくことで2級や1級から受験できるので、目標を設定して効率よく資格を取得していきましょう!
以上、FP資格は何級からでも取れるの?でした。
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