保険や住宅ローン、資産運用などわからないことを誰かに相談したいという人は多いと思います。
そこで登場するのがFP(ファイナンシャルプランナー)です。
しかし、FPって聞いたことはあるけも信用できるの・・・?
なんか胡散臭い・・・。
お金というデリケートな部分だけに慎重になることでしょう。
そこで今回はFPに相談する注意点や信用できるFPについて紹介していきます!
FPに騙された!?
FPは顧客のライフプラン二ングの作成やアドバイスを行なってくれる職業です。
しかしFPにも色々な人がいます。
じつはFPになるには特に資格は入りません。
変な話、明日からでもFPと名乗って仕事をすることが出来てしまいます。
FP資格であるFP技能士(ファイナンシャル・プランニング技能士)やAFP、CFPといった資格は名称独占資格で、その名称を使うためには資格が入ります。
そんなわけで中には経験も知識も未熟なFPがいたりするわけです。
騙された!なんて言うと聞こえは悪いですが、資格も持っていない、経験もないFPに相談したら、そんな気持ちになるのは当然ですよね。
役に立たない怪しいFPとは
ではどんなFPが怪しいのか?
はたまた、どんなFPは役に立たないのか?
まず最初に気をつけたいのはFPのすべてが公正中立ではないということ。
FPのなかには手数料や紹介料といった、いわゆるキックバックを貰っているFPがいます。
とすると必ずしも顧客にとって最適な商品(例えば保険商品など)を紹介してくれるとは限りません。
当然、手数料や紹介料が多い商品ばかりを紹介してくるFPもいるでしょう。
なので手数料や紹介料などが主な利益となっているFPはちょっと怪しいですし胡散臭い感じがしますね。
勘違いしないで欲しいのは手数料や紹介料などで利益を出しているFPのすべてが怪しいというわけではありません。
そのようなFPでも顧客の利益を優先してくれる人はいるでしょう。
これは確率の話で、手数料や紹介料が主な利益となっている場合、顧客の利益よりも手数料が多い商品を紹介するFPが出てくる確率が高いということです。
次に無料相談も気をつけましょう。
無料という言葉で釣って商品などを紹介していくという目的が裏にあるような場合もあります。
軽い気持ちで無料相談を受けたら保険に加入していた、なんてこともあり得ます。
しかし、保険や金融商品などは大きな買い物なので即決するようなものではないと思います。
これも確率の話で、無料相談をしているFPのすべてがそうなわけではありません。
純粋に顧客の悩みの相談に乗ってくれるFPもいます。
保険などの商品で保障を手厚くするだけのようなアドバイスしかしてこないFPもちょっと役に立たないと言わざるを得ないです。
そりゃあ保障は手厚いことに越したことはないです。
しかし何でもかんでも保険をかけていたらきりが無いです。
なので商品ありきの相談ではなく顧客のライフプランやキャッシュフローから最適な提案をしてくれるFPを選びましょう。
どんなFPは信用できるの?
ではどんなFPが信用できるのでしょうか。
実はこのFPは絶対に信用できる!というポイントはありません。
実際に相談してみて信用できるか、合う合わないを見極めていく必要があるでしょう。
そのなかで参考にして欲しいポイントを紹介していきます。
実績などを公表している
実績を公表しているからと言って必ずしも信用できるかというと、そう言い切れない部分はあります。
しかし実績を公表していないFPよりは信頼性は高いでしょう。
特に投資や資産運用のアドバイスをもらうなら、そのFPの実績を見てみることをおすすめします。
また自分のことをさらけ出してるFPも信頼できそうです。
例えば、自分はこんな保険に入っているとか、こんな投資信託を購入している、といった風にそのFP自身の情報を教えてくれると信頼性が高いと言えます。
リスクやデメリットの説明をしてくれる
商品を販売しようとすると、どうしてもメリットばかり説明したくなるものです。
しかし、メリットばかりのものはありません。
保険にしろ投資にしろ必ずデメリットやリスクがあります。
顧客のことを考えたらリスクやデメリットの説明もすべきです。
従ってリスクやデメリットの説明を一切してこないFPというのは信頼できないでしょう。
断言しない
絶対に大丈夫とか間違いないとか断言するようなFPはちょっと信頼できません。
断言できるようなものは少なく、不確定要素が多いものです。
そういった言葉は使わず、顧客のメリットやデメリット、リスクを十分に説明してくれて、あとは顧客の判断に任せてくれるようなFPが良いでしょう。
専門特化してるFP
FPの業務範囲は広いため、専門分野を持っていることが多いです。
例えば、町の個人病院なんかでも整形外科や内科、耳鼻科など専門特化してます。
近所の病院に行くときも、「なんでもやってます」という病院より専門病院のほうが信頼できそうですよね。
ここでのポイントはオールラウンダー型のFPにも相談してみることです。
専門特化型FPは特定の分野にはめっぽう強いですが、知識が偏り過ぎている場合もあります。
例えば保険に特化しているFPは保険のことしか知らない場合が多いです。
そのようなFPはどうしても話が保険のことに偏ります。
もしかしたら顧客のニーズを叶えるためには保険以外の方法のほうがベストな場合も有り得るのです。
そういった判断はオールラウンド型のFPのほうが得意でしょう。
そこでオールラウンダーFPにも相談することで全体のバランスを取ることかできます。
有料相談を利用してみる
FPの無料相談は数多くあります。
しかし無料相談は所詮無料のレベルです。
また無料相談の場合、商品の売り込みをされる可能性も高いです。
そこで有料相談を受けてみることをおすすめします。
相談料や時間料金を取るFPはそれだけの価値に見合うようなアドバイスを受けられる可能性が高いです。
また企業系FPだけでなく独立系FPにも相談してみましょう。
企業系FPは自社の商品を販売するという目的がありますが、独立系FPはこういった縛りがなく顧客にとって本当にメリットとなる商品を紹介してくれます。
(※独立系FPのなかにも保険代理店となっているところもあります。)
そのため販売手数料ではなく顧客の利益を優先してくれます。
また独立系FPは士業などのネットワークを持っていることも多いので、FPが窓口となって複合的な問題を解決してくれます。
おすすめ!FPへの相談の仕方
複数のFPに聞いてみる
FPによって様々な知識や考え、アイディアがあります。
なので、ちょっと面倒ではありますが一人のFPだけでなく複数のFPに相談してみることをおすすめします。
相談を受けるほうも体力が入るので、できればまとめて相談するのが良いでしょう。
バラバラだと、面倒になってしまうからです。
相談しながら学ぶ
FPに相談するメリットは自分の知識がつくということです。
いくつかのFPに相談しているうちに、そのことについて学べるので自分で比較検討できるようになります。
例えば、保険に加入するかは別として保険のことを相談すると自然と保険についての知識を得ることができます。
ある程度、学んで、その中から信頼できるFPを選んだり商品を選ぶと良いでしょう。
その場で決めない
FPに相談する場合は、大事な決定はその場で決めないことです。
特に保険は意外と大きな買い物です。
本当に必要な保険なのか。
その保険は自分のライフプランに合っているのかを慎重に検討しましょう。
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