FPの資格は意味ない!?

FPについて

FPの資格は人気の高い資格のひとつです。
しかしFPの資格を取っても意味がない、無駄という人もいます。
果たして本当にFP資格は必要性も意味もない資格なのでしょうか?
今回はFP資格が意味がないと言われる理由や本当に意味のない資格なのかを検討していきます。

役に立たないと言われる理由

FP資格が役に立たない、意味ないと言われる理由は何でしょうか。
その一番の理由はFP資格が業務独占資格ではなく、技能検定、名称独占資格だからだと思われます。
業務独占資格とは、その資格がない業務がおこなえない資格です。
例えば、医師免許や弁護士資格などです。
これらは資格がないと業務ができないため、資格取得の必要性があります。
FP資格のひとつであるファイナンシャル・プランニング技能士は技能検定、名称独占資格となります。

技能検定とは?

技能検定とは、働くうえで身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度で、機械加工、建築大工やファイナンシャル・プランニングなど全部で128職種の試験があります。試験に合格すると合格証書が交付され、「技能士」と名乗ることができます。

厚生労働省HPより
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/ability_skill/ginoukentei/index.html

名称独占資格とは?
名称独占資格は管理栄養士や介護福祉士など、その資格がないと名乗ることが許されない資格のことです。
FP資格のファイナンシャル・プランニング技能士は国家検定であり名称独占資格です。
医師免許や弁護士資格のようや業務独占資格ではありません。
ファイナンシャル・プランニング技能士の資格がなくてもFPとして業務ができるので、資格を取る必要性はなく、何か独占的に業務ができるわけではないため、資格を取っても意味がない、無駄だという人がいるのだと思われます。

実生活でも役立つ

ではFP資格は業務独占資格ではないから取得しても意味はないのか?
そんなことはありません。
世の中には業務独占資格以外の資格が沢山あります。
業務独占資格以外が意味のない資格などということはありませんよね。
まずFP資格を取得するために学んだ知識はそのまま仕事で活かすことができます。
資格によっては実務とかけ離れた内容の試験もありますが、FP資格で学ぶことは実務で役立つような生きた知識が多いです。
そのため、お金に関する総合的な知識を得るには最適な資格と言えます。
またFP資格の人気が高い理由のひとつとしてFP資格知識が仕事だけでなく実生活にも役立つということがあります。
FP資格の知識はローン、金利、不動産、資産運用、相続といったどれも身近に存在することを学びます。
なのでFP資格で得た知識を実生活に活かすことが可能なのです。

自分のために資格を取る人も多い

上記のようにFP資格のメリットは仕事だけでなく実生活で役立つということです。
そのため仕事のためではなく自分のために資格を取る人も多いです。
資格を取る意味は仕事に就くためや仕事に活かすことがほとんどですが、自己啓発のために資格を取るという人も多くなっています。
最近では投資をしている人も増えていますし、相続といった問題も多くなっています。
FP資格で学ぶ知識は身近なテーマが多く、その知識は実生活でも役立つので主婦や定年退職された方などが自分のためにFP資格を取る人も多くいるのです。

FPと合わせて取ると良い資格

FP資格はお金に関する幅広い分野を学びます。
従って、その分、様々な資格との相性が良いと言えます。
どの資格と合わせて取ると良いかというと、自分が属する業界によって変わってくるでしょう。

就職や社内評価に有利な資格

住宅ローンアドバイザー
証券外務員
年金アドバイザー
宅建士
簿記

独立開業に有利な資格

税理士
社会保険労務士
行政書士
中小企業診断士

無意味な資格などない

世の中には多くの資格があります。
国家資格から民間資格まで様々です。
資格には業務独占資格、名称独占資格、設置義務資格など色々とありますが、無意味な資格や無駄な資格など存在しないと私は思います。
もちろんメリットの多い少ないといったことはあります。
しかし、本当に意味のない資格ならば誰も受験しないでしょうし、そんな資格は淘汰されていくでしょう。

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