FPはお金に関する専門家ですが、今後はどのような仕事をしていくのでしょうか。
AIの導入や進歩もあり無くなる仕事というのも話題になりましたね。
そこで今回はFPの今後について解説していきます。
今のFPの仕事とは
FP(ファイナンシャルプランナー)はお金に関する専門家で、ライフプランニングや資産設計、資金計画などをサポートしアドバイスを行う職業です。
実際に保険の見直しや資産運用でFPからアドバイスを貰った経験があるという人もいるでしょう。
FPには企業内FPと独立型FPの2種類があり、企業内FPは銀行や証券会社、保険会社などに勤務しているFPで、独立型FPはFPとして独立開業し事務所を立ち上げているようなFPのこと言います。
FPに将来性はあるのか
FPの本場はアメリカですが、日本のFPは2002年にFP技能士が国家資格として追加され、まだ歴史の浅い職業と言えます。
そのため、日本のFPが今後どうなっていくのかは未知数のところが多く、それゆえ伸びしろがる分野とも考えられます。
徐々にではありますが、日本のFPでも独立型FPが増えてきている印象があります。
企業内FPは自社の商品の販売が目的ですが、独立型FPは既存のものに囚われないサービスを展開していく可能性があり、独立型FPがいかに増えていくかがFPの将来性に大きく関わってくるでしょう。
FPはお金に関する総合的なアドバイザー的な位置づけであり、お金がこの世からなくならない限り、仕事はあると思われます。
この20年ほどの間でも日本人のお金に対する考え方は変わりました。
マネーリテラシーの必要性・重要性に気づき、お金に関して積極的に学ぼうとする人も増えました。
今後もしばらくはこの流れは続くと考えられます。
お金がある限り、人のお金に関する悩みも存在しますので、そこにどう寄り添っていくかがFPの課題となっていくでしょう。
FPの仕事はAIに取って代わられる
FPだけではないですが、最近、巷を騒がしているのがAIです。
AIの導入や進歩によって「無くなる仕事」なんてものも話題になりました。
ではFPはAIに取って代わられるのでしょうか。
これに関しては答えは微妙なところです。
例えば、保険の見直し。
これはAIの得意分野であり、自分の現在の状況などを入力すれば最適な保険をピックアップしてくれるものが既に存在します。
また資産運用などもAIが導入されていますし、意外とAIは身近なところに存在しています。
となるとFPはもはやいらないのでは?と思うかもしれませんが、そう簡単には言えない部分もあります。
AIにものは売れない
AIが得意なものとして、計算処理があります。
例えば、保険の見直しで、今の給与や家族構成などを入力すれば最適な保険がピックアップされます。
では、それだけで人が実際に保険を乗り換えるかというとそうでもありません。
人が決断するには、背中を押すと言いますか、決断させる最後の一押しみたいなものが必要だったりします。
この作業は今のところAIにはできません。
つまり営業活動はAIにはできないのです。
なのでAIを使って、顧客により良い情報を提供し、そのうえで人がものを売っていくのです。
FPの今後は人の魅力がものを言う
上記のように、今のところAIには営業活動ができません。
大事なのはAIは敵ではなく、AIを活用して顧客により良い情報を提供して、安心して商品を購入してもらうことです。
そして実際に顧客に決断させるのは人なのです。
では顧客に決断させるにはどうしたらいいのか。
それは自分の魅力を高めることです。
自分の魅力とは内面も外見も知識もすべてです。
「この人が言うなら購入してみよう」
「何となく信頼できそうだから保険を乗り換えてみよう」
人は確かな情報よりも、こういった曖昧な理由から商品を購入するのです。
自分の経験を売っていく
努力しているのに、なかなか結果に結びつかないという人もいるでしょう。
そういう人が簡単に魅力を上げる方法があります。
それはは実際に自分で購入して、その経験を伝えることです。
本当に良いものは人に薦めることができますし、何より伝える時の熱量が変わります。
それは必ず相手に伝わります。
まとめ
さて、いかがでしたか?
今回はFPの今後について解説させていただきました。
FP自体、まだまだ新しい職業なので、これからどう変わっていくか未知数なところがあります。
ただ、日本人もお金に対する意識が変わってきているので、今後が楽しみな職業でもあります。
個人的には独立型FPがもっと増えて様々なサービスを展開していけば業界も活性化していくと思います。
以上、FPの今後はどうなっていくのかでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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