FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取得すると、どんな知識を得られるのでしょうか。
FP資格試験では様々な分野から出題されるので、得られる知識も多岐にわたります。
そこで今回は、FP資格によってどんな知識を得られるのかを解説していきます。
FP試験の出題科目とは?
それではFP試験の科目についてみてきましょう。
例としてFP3級の学科試験の科目を紹介します。
A ライフプランニングと資金計画
- ファイナンシャル・プランニングと倫理
- ファイナンシャル・プランニングと関連法規
- ライフプランニングの考え方・手法
- 社会保険
- 公的年金
- 企業年金・個人年金等
- 年金と税金
- ライフプラン策定上の資金計画
- ローンとカード
- ライフプランニングと資金計画の最新の動向
B リスク管理
- リスクマネジメント
- 保険制度全般
- 生命保険
- 損害保険
- 第三分野の保険
- リスク管理と保険
- リスク管理の最新の動向
C 金融資産運用
- マーケット環境の理解
- 預貯金・金融類似商品等
- 投資信託
- 債券投資
- 株式投資
- 外貨建商品
- 保険商品
- 金融派生商品
- ポートフォリオ運用
- 金融商品と税金
- セーフティネット
- 関連法規
- 金融資産運用の最新の動向
D タックスプランニング
- わが国の税制
- 所得税の仕組み
- 各種所得の内容
- 損益通算
- 所得控除
- 税額控除
- 所得税の申告と納付
- 個人住民税
- 個人事業税
- タックスプランニングの最新の動向
E 不動産
- 不動産の見方
- 不動産の取引
- 不動産に関する法令上の規制
- 不動産の取得・保有に係る税金
- 不動産の譲渡に係る税金
- 不動産の賃貸
- 不動産の有効活用
- 不動産の証券化
- 不動産の最新の動向
F 相続・事業承継
- 贈与と法律
- 贈与と税金
- 相続と法律
- 相続と税金
- 相続財産の評価(不動産以外)
- 相続財産の評価(不動産)
- 不動産の相続対策
- 相続と保険の活用
- 相続・事業承継の最新の動向
上記のように試験では年金、保険、資産運用、税金、不動産、相続といったことが出題されます。
FPで得た知識の活用法
それでは、実際にFPの試験や資格によって得た知識はどのように活用していくのでしょうか。
FP試験では上記のように幅広い分野から出題されます。そこで得た知識は仕事はもちろんのこと、自身の生活にも活用することができます。
実際にどんな仕事の人が受験するかと言うと、保険会社、銀行や証券会社などの金融機関、不動産会社、税理士や行政書士といった士業などが多いと思われます。FP資格の良さはお金に関することを総合的に学べることです。特に専門分野に特化している職種の人はお金に関する知識を総合的に学ぶことで自身の知識がさらに深まったり、顧客とのコミュニケーションに幅が広がったりといったメリットがあります。
また、FPで得た知識は仕事だけでなく、自分の生活にも直結する内容となっています。年金や保険、資産運用など身近なテーマを扱っています。そのため、FPで得られた知識をそのまま、自分の生活に活用することができます。
FPで得た知識はお金のこと学ぶきっかけとなる
FP3級試験ではお金に関する知識を幅広く学びます。
自分が普段接することのない分野を勉強する場合もあるでしょう。しかし、そこから興味が湧き、その分野を学ぶきっかけとなります。
ひとつのことを深く学ぶと意外と他の分野と繋がっていることが多いことに気付くと思います。FPで得た幅広い知識があることで、さらに理解が深まり、他のことが勉強したくなったりとメリットがあるのです。
日本人は昔から貯蓄が好きな国民です。しかし、今は貯蓄をしていてもほとんど利子はつきません。貯蓄自体は悪いことではありませんが、貯蓄だけでなく、他にもお金を回していく必要がある時代となったといえるでしょう。貯蓄だけしていると、お金に関することを学ぶ機会がなくなります。預けてそのままとなるからです。投資などは危険というイメージがある人も多いかと思いますが、投資が危険なのではなく、知らないことが危険と言われています。危険を取り除くために学ぶのです。
学ぶことをしない人は昔のように貯蓄をし、学ぶ人はお金を運用していくでしょう。
まとめ
さて、いかがでしたか?
今回はFPで得られる知識について解説させていただきました。
お金に関する知識は知らないと損をしてしまいます。大人になると学ぶ機会が減ってしまうものですよね。しかし、知らないでは済まされないこともありますし、何より自分にとって不利益となってしまいます。まずはお金のことを学ぶきっかけとしてFP試験を受けてみるのも良いと思いますよ。
以上、「FPで得られる知識とは?」でした。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
コメント