今回はFP資格の最高峰、CFPになるにはどうしたら良いのか、その資格の取り方について解説していきます!
CFP認定者になるまでの流れ
②CFP資格審査試験6課目に合格
③CFPエントリー研修を受講し修了する
④通算3年以上の実務経験
⑤登録申請
⑥CFP資格認定
CFPの資格を取るには、上記の行程が必要です。
それぞれの資格を取るための要件について具体的に解説していきます。
CFPを受験するにはAFP資格が必要
まず、CFP資格を取るために必要なCFP資格審査試験をいきなり受験することはできません。
CFP資格審査試験の受験資格として、AFP認定者であることが求められています。
AFPはCFPと同じく日本FP協会が認定しているFPの民間資格です。
これは一般的なFP技能士3級などとは違いますので注意してください。
CFP資格審査試験6課目に合格
次にCFP資格審査試験を受験し、これに合格する必要があります。
この試験は6課目あります。
不動産運用設計
ライフプランニング・リタイアメントプランニング
リスクと保険
タックスプランニング
相続・事業承継設計
試験は年に2回、6月と11月に実施されます。
受験は一括で全てを受験することもできますし、1課目ずつ受験することもできます。
税理士試験のように一度、合格した課目は有効なので時間をかけて一つずつ合格していくことも可能です。
CFPエントリー研修を受講し修了する
CFP資格審査試験に全課目合格すると、次はCFPエントリー研修を受講します。
CFPエントリー研修は年2回開催されます。
通信研修と集合研修があり、両方を受講することが求められています。
通信研修では6ステップと倫理・コンプライアンスについて研修が行われます。
集合研修では6ステップの復習や相談実務のロールプレイング、ディスカッションなどが行われます。
通算3年以上の実務経験
CFP認定者となるには通算で3年以上の実務経験が必要となります。
実務経験の申請はエントリー研修で渡される実務経験申請書に記入して申請を行います。
実務経験の審査対象となる期間はCFP資格審査試験合格日を基準として合格前の10年、合格後の5年です。
この期間内に通算して3年以上の実務経験があれば大丈夫です。
実務経験として申請できるもの
・「FPプロセスの6ステップ」のいずれかの経験をしていること
・「顧客」がいること
※顧客とはサービスを受ける者のことをいい、有料・無料は問われません。ボランティアでも対象となります。
実務経験として対象となりそうなのはFPとしての活動経験や税金・会計事務所での相談業務、その他士業事務所での相談業務やセミナーの開催、保険会社での相談・販売業務、金融機関等での顧客対応、企業などの福利厚生関連業務、教育・学校機関での経験などが考えられます。
CFP登録申請
CFP資格審査試験合格やCFPエントリー研修の修了、実務経験などの要件を満たすとCFP認定者登録申請をすることができます。
登録期限はCFP資格審査試験合格後5年以内です。
登録期限を過ぎてしまうと、再度CFPエントリー研修を受講し修了する必要があるので注意してください。
書類等に不備がなく手続きが完了すれば、晴れてCFP認定者となることができます。
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