AFP認定研修とは??

AFPについて

AFPになるためにはAFP認定研修を受講する必要があります。
しかしAFP認定研修って、そもそも何なの?と疑問に思う人も少なくないでしょう。
そこで今回はAFP認定研修について解説していきます。
自身の資格取得の参考にしてみてください。

AFP認定研修の概要

AFP認定研修とはAFPになるために必要な日本FP協会の研修講座です。
AFPになるためにはAFP認定研修を修了することと2級FP技能検定に合格する必要があります。
研修自体は日本FP協会が実施しているわけではなく、日本FP協会が認定した教育機関が行っています。
日本FP協会認定の教育機関とは、資格の専門学校や通信教育などです。
これらの教育機関が、日本FP協会がまとめたFP学習ガイドに基づいて独自に研修を行っています。
なので、学習時間や必要な単位数、カリキュラムなどはその教育機関によって違います。

課程の種類

AFP認定研修は、資格の保有状況などによって研修内容が異なります。

基本課程

これからFPの資格を取りたい人におすすめの課程です。
FP3級の資格がなくても、研修を修了すればFP2級の試験が受けられます。
【基本課程のルート】
AFP認定研修(基本課程)修了 → FP2級試験合格

技能士課程

FP2級以上の資格を持っている人の認定研修です。
金融財政事情研究会、日本FP協会どちらの試験で合格しても大丈夫です。
FP2級以上の資格があるため、研修も基本課程より短時間です。
おおよそ、1ヶ月ほどで研修を修了することができます。
【技能士課程のルート】
FP2級以上の資格を取得 → AFP認定研修(技能士課程)修了

3級課程

FP3級の資格を取得した人の認定研修です。
【3級課程のルート】
FP3級の資格を取得 → AFP認定研修(3級課程)修了 → FP2級試験合格

税理士課程

税理士会や公認会計士会に登録している人の認定研修です。
【税理士課程のルート】
税理士会や公認会計士会に登録 → AFP認定研修(税理士課程)修了
※FP2級の資格を求める場合は受験が必要

受講期間

AFP認定研修には受講期間が設定されています。
学習期間は受講開始から1年以内です。
それまでに修了しないと受講履歴が失効してしまい、再受講が必要となります。
各教育機関の受講期間の目安は通学が 3ヶ月ほど、通信の場合は 3~6ヶ月程度です。

学習スタイル

認定研修の学習スタイルは主に4つに分類されます。
・通学
・通信
・通学+通信
・映像通学

AFP認定研修は様々な受講スタイルがあるので、ご自身の都合や生活に合わせて選ぶことができます。

通学

教室などで講師の授業を受けるスタイルです。
仲間ができることや直接、質問できることなどがメリットです。
勉強を続けていく自信がない人におすすめです。

通信

テキストやDVD、Web通信などで受講するスタイルです。
自宅や好きな場所で勉強できます。
好きな時間に好きな場所で勉強できるので一番人気の受講スタイルです。

通学+通信

通学と通信のいいとこどりの受講するスタイルです。

映像通学

学校の視聴ブースなどで、映像を見ながら勉強するスタイルです。
自宅で勉強できない人や定期的に勉強時間が確保できない人におすすめです。

提案書の作成について

AFP認定研修では学習の総仕上げとして認定研修の修了試験があります。
修了試験は課題に基づいて提案書というものを作成をします。
一定の基準をクリアすると認定研修が修了となります。

提案書とは?

提案書はライフプランを実現するための計画書のことです。
FPは顧客の収支やライフイベントを把握して、今後の生活設計を提案する業務があります。
提案書はそのシミュレーションとなるものです。
収支をまとめたキャッシュフロー表を作成し、ライフイベントに合わせた提案書を作成します。

登録の有効期限

AFPになるには日本FP協会へ登録手続きが必要です。
この登録はいつでもできるわけではなく、有効期限が設けられています。
有効期限はFP2級に合格した試験日、またはAFP認定研修修了日のどちらか遅い日の翌々年度末(3月末)までが、AFP資格の登録期限です。

AFP登録の有効期限が過ぎてしまったら

登録の有効期限が過ぎてしまっても、条件を満たすことで再度、登録の権利が与えられます。

AFP登録審査試験(AFP再認定試験)の合格

AFP登録審査試験は日本FP協会がAFP登録について独自に判断するものです。
AFP認定者としての資格を喪失した人や、登録期間内に申請をしなかった人などが会員登録する方法です。
50問の出題中、60%の正解で合格。
コンピュータに用意された問題に、マウスやキーボードを使って解答。
全国に設置された受験会場において実施。
費用は10,800円(税込)。

FP2級の合格(再受験)

FP2級を受験し学科と実技試験を合格すればAFP登録権利が与えられます。
既にFP2級の資格を持っている人は学科試験が免除となり、実技試験に合格することで登録権利が与えられます。

AFP認定研修の再受講

AFP認定研修を受講し修了すれば再度、権利が与えられます。

AFPに登録できない人

次のいずれかに該当する場合は、AFP認定者として登録することができません。
1.成年被後見人、被保佐人、被補助人、任意後見契約に関する法律第2条2号所定の本人であって同法第4条1項の規定により任意後見監督人が選任されている者、のいずれかに該当する者
2.禁固以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から5年を経過しない者
3.破産者で復権を得ない者
4.過去に会費未納等により協会の会員としての資格を喪失した者
5.過去に協会から除名処分を受けている者
6.暴力団、暴力団員、暴力団員でなくなった時から5年を経過しない者、暴力団準構成員、暴力団関係企業、総会屋等、社会運動等標ぼうゴロ又は特殊知能暴力団等、その他これらに準ずる者、及びこれらの者の関係者のいずれかに該当する者
7.上記6.の者に将来にわたっても該当しないことを宣誓しない者
8.理事会において著しく不適切と認められた者

最短コース

AFP認定研修は下記の期間が目安となっています。
【通学】3ヶ月程度
【通信】3~6ヶ月程度
では最短でAFPとなるためにはどのコースが良いのでしょうか。
3級FP技能士の資格を保有していない人は基本課程が最短で資格を得られるためおすすめです。
通常は3級FP技能検定に合格し、その後AFP認定研修か2級FP技能検定の受検に進むのが一般的な流れです。
基本課程ならば3級FP技能検定に合格していなくても、AFP認定研修を修了すれば2級FP技能検定の受検資格が与えられます。
従って3級FP技能検定の受検を検討している人は、AFP認定研修の受講も合わせて検討することをおすすめします。
将来的に2級FP技能検定の受検を考えているならばAFP認定研修を受講し、2級FP技能検定に合格すればAFP資格と2級FP技能士の資格の2つを取得することができます。

AFP認定研修の費用

AFP認定研修の基本課程の費用

【通学】 144,000円
【通信】 21,600円~155,952円
【通学+通信】 79,920円~144,000円
【映像通学】 79,920円~155,952円
個人的には通信講座がおすすめです。
値段的にも割安ですし、最近ではWebで受講できるタイプもあるので好きな時間に好きな場所で学習することができます。

AFP認定研修の技能士課程の費用

【通学】 該当なし
【通信】 8,600円~54,000円
【通学+通信】 該当なし
【映像通学】 該当なし

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