FPの年収や報酬ってどれくらいなのでしょうか。
他の職種に比べてあまり情報がないため、ピンと来ない人が多いと思います。
そこで今回はFPの年収についてご紹介します。
参考にしてみてくださいね。
そもそもFPの年収とは？
そもそもですがFPの年収は2つの形があります。
まずは企業に勤務しているFPの場合。
この場合、基本的に収入源は企業からの給料となります。
そのため、平均年収はどの業界・企業に勤務しているかに大きく関係してきます。
次にFPとして独立し個人で業務をしている場合。
この場合、事務所を立ち上げて活動していくことになり、収入源は相談料や講師、執筆といったものになります。
年収や報酬はどれだけこれらの業務をこなしたか、どれだけの顧客がいるかによって変わってきます。
個人FPの収入源は何？
個人FPの主な収入源は相談料（コンサルティング料）になります。
日本FP協会が実施した「平成23年ファイナンシャル・プランナー業務調査」によると、1時間あたりの相談料は平均で6,300円。
単純に考えると時給6,300円ですから報酬としては高いと言えますね。
また相談料は業務経験年数が長いほど高くなっていく傾向にあり、業務経験年数別の平均相談料は以下の通りです。
| 3年未満 | 4,100円 |
| 3～5年未満 | 5,600円 |
| 5〜10年未満 | 5,800円 |
| 10年〜15年未満 | 8,200円 |
| 15年以上 | 8,300円 |
FPの収入源は相談料以外にも、講演料や講師料、執筆料、監修料などがあります。
FPの平均年収を調べてみたところ・・・
ネットでFPの平均年収を調べてみましたところ、大体が以下の通りになりました。
- 300～400万円
- 300万円台
- 663万円
- 400～800万円
- 394万円～517万円
これらをまとめると300～800万円となります。
ちょっと開きがありますね。
中央値にすると平均年収は300～400万円となるでしょうか。
個人FPの年収はまだまだ低い？
では実際にFPの年収について調査された情報を見てみましょう。
日本FP協会が発表した「平成23年ファイナンシャル・プランナー業務調査」でFPの年収も調査されました。
これによると個人のFPの年間収入は平均305万円だそうです。
この収入は相談料や講演料、講師料、執筆料、監修料といったものになります。
これだけ見ると個人FPの年収は残念ながら低いと言えそうですね・・・
FPで年収1,000万円は稼げるの？
個人FPの平均年収は305万円ですが年収1,000万円を稼ぐことはできるのでしょうか。
先ほど紹介した「平成23年ファイナンシャル・プランナー業務調査」によると、業務経験年数15年以上の平均年収は902万円で、年収1,000万円以上が22.2％もいるそうです。
やはり経験があれば、それだけ報酬も高くなっていくのですね。
業務経験年数が15年以上ですが、これだけの年数をFPとして活動していけば、このデータから見るとFPで年収1,000万円も決して夢物語というわけではなさそうです。
FP1級の年収は高いの？
これまで解説してきたようにFPには企業に勤務して普段の業務に活かしているFPと、独立して個人FPとして活動しているFPがいます。
企業側としてはFP2級の取得を推奨しているところが多いです。
では、1級まで取得すれば年収も増えるのかというと微妙なところです。
資格手当をつけている企業もありますが大体が1～2万円と言われています。
1級資格を取って終わりではなく、その資格を活かして昇給に繋げていく必要があるでしょう。
ただ2級と1級の評価は雲泥の差です。
1級まで取得すれば、周りからの評価も変わりますし、仕事の幅も広がることは間違いありません。
FP資格保有者が多い業界のひとつに不動産業界があります。
不動産業界は平均年収も高いです。
これは不動産という価格の大きい商品を扱っているからで、インセンティブによる報酬が大きいです。
1級であることを上手くアピールして営業に繋げれば年収も大きく伸びる可能性があります。
個人FPの場合も同じことが言えます。
実際のところ、実力があれば2級でも問題ないと思います。
しかし、1級と2級では顧客からの信頼度や評価は大きく異なります。
特に個人FPの場合は1級であることが宣伝にもなりますので、是非とも取得しておきたいところですね。
まとめ
今回はFPの年収について解説しました。
個人FPの平均年収はまだまだ低いのが現状ですが、業務年数が長いほど年収や報酬が高いというデータもありますので、悲観することもないと思います。
FPそのものが新しい職業のため未知数なところが多いです。
これから発展していく業界でもあるので、個人FPがもっと増えてFP業界を盛り上げていけば年収も大きく変わっていくでしょう。
以上、FPの年収は低い？1,000万円は稼げるの？でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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