FPって儲かる職業なのでしょうか!?
これからFPを目指す人にとっては気になるところですよね。
そこで今回はFPは儲かるのかをテーマに解説していきます。
FPが儲からない理由①:平均年収は305万円
まず、FPには企業系FPと独立系FPが存在します。
企業系FPは企業の給与となるため、昇級や賞与が年収に大きく影響してきます。
企業に勤めている人がFP資格を取得しただけでは年収が大きくUPするとはならないですが、資格を取ることで手当てがつく企業もあります。
次に独立系FPですが、日本FP協会が発表した「平成23年ファイナンシャル・プランナー業務調査」でFPの年収が調査されました。
これによると個人のFPの年間収入は平均305万円。
国税庁の民間給与実態調査によると、日本人の平均年収は 441万円なので100万円以上、低いということになります。
FPが儲からない理由②:単価が低い
FPの主な収入源は相談料です。
日本FP協会が実施した「平成23年ファイナンシャル・プランナー業務調査」によると、1時間あたりの相談料は平均で6,300円。
単純に考えると時給6,300円ですが、毎日、相談が舞い込むとは限りません。
仮に1日に1件、1時間の相談があったとしても
365日×6,300円=2,299,500円
これでは普通に働いた方が年収は良いですね。
FPが儲からない理由③:ニーズが少ない
お金に関する悩みは多くの人が抱えています。
しかし日本人は恥ずかしがり屋の人種と言われています。
しかもお金というプライベートな悩みを気軽に相談するにはハードルが高いでしょう。
また海外ではメジャーなFPですが日本ではまだまだ新しい職業で、海外ではコンサルティング料という概念が定着していますが、日本ではまだまだ定着しているとは言い難いです。
儲かるようになるには?
では儲かるようになるにはどうすれば良いのか。
先ほど紹介した「平成23年ファイナンシャル・プランナー業務調査」によると、業務経験年数15年以上の平均年収は902万円で、年収1,000万円以上が22.2%もいるそうです。
従って、FPは絶対に儲からないとは言えません。
しかも15年以上の経験があるFPの相談料の平均額は8,300円。
経験年数が長い方が相談料の単価も年収も高くなっています。
また相談料以外の収入源も必要になります。
どのような収入源を確保するかが儲かる鍵となってくると思いますが、例えば成功報酬。
相談料だけだとなかなか経営が安定しませんが、成功報酬で大きな収入が得ることができれば、経営安定にも繋がります。
その他には顧問料も経営安定に繋がる収入源となります。
FPは原価率の良い仕事
FPは知識や情報を売る職業です。
商品を仕入れたり、在庫を管理する倉庫もいりません。
仕入れるのは知識や情報だけ。
FPは非常に原価率の良い仕事と言えます。
また必ず事務所や店舗を用意しなければならないわけではありません。
従業員を雇用しなければならないということもないので固定費を抑えることもできます。
そのため、儲かりやすい職業と言えます。
簡単にはいかないと思いますが、上手くいけば収入は青天井という面でも夢がある職業でもあります。
まとめ
今回はFPが儲かるのか、儲からないのかをテーマに解説させていただきました。
独立系FPは簡単に儲かるとは言えない職業ではあります。
しかし固定費がかからない点や仕入れなどがいらない点など、儲かりやすいポイントは多いと思います。
方法やアイデア次第、自分の強みを活かして儲かるビジネスモデルを確立させることができれば大きな収入を得ることは可能でしょう。
以上、FP(ファイナンシャルプランナー)は簡単に儲かる職業ではないでした。
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