失敗しない!FP(ファイナンシャルプランナー)の選び方

FPについて

今回のテーマは失敗しないFPの選び方についてです。お金に関する悩みはプライベートな内容なだけあって出来るだけ信頼のおけるFPに相談したいものですよね。そこで実体験や知人のFPから聞いた話をもとにどんなFPを選べば良いのかをご紹介していきます。

「優秀」イコール「信頼できる」ではない

FPの選び方だけに限りませんが、自分のプライベートな悩みを相談するなら信頼できる方にしたいと思うのが当然です。信頼性をどのように測るのかというと例えば、有名な大学を卒業しているとか、ファイナンシャルプランナー1級の資格を持っているとか、FP以外の資格を沢山持っているなど所謂、肩書によって信頼性の有無を判断する場合もあります。

しかし実際のところ優秀だからといってその人が信頼できるとは言えません。その人がどうとかではないのですが、こればかりは実際に話してみないと分からないもので、どんな人が自分にとって信頼がおけるのかも人によって微妙に異なります。

自分も何人かのアドバイザーやコンサルタントに相談したことがありますが共通して言えるのが、本当に自分のためを思ってアドバイスをしてくれているかどうか。つまり自分の利益となることを言ってくれるかどうか。FPは企業系FPと独立系FPがいます。企業系FPの場合、自社の商品やサービスを提供することで売上を得ることができるため、どうしても商品やサービスの範囲が狭まってしまう傾向にあります。その点独立系FPの場合、自由度は高いのですが特定の企業と提携しているFPもいますので、その場合企業系FPと同様選択肢が狭まってしまいます。その商品やサービスが本当に自分と合っていれば良いのですが、選択肢が少ない分、他にも良い商品があるかもしれませんよね。ここまではFPあるあるの問題なのですが、本当の問題はそれを前面に出してきてしまうことです。本来ならこの商品は顧客には適していないのに「自社の商品を売りたい」とか「バックマージンを得られる」といった理由からその商品をすすめてくるとか、契約にむかうように話をすすめてくるなどの行為をしてくるFPは信頼できません。商売なので、商品をすすめてくるのは良いですがFPとは本来そういった職業ではないため、FPと名乗っている以上、公平中立であくまでも顧客第一でなければならないと思います。そのため、時には自社の商品ではなく他社にはこういった商品があるなど本音で語ってくれる方は信頼できます。

相談したい内容に強いFPを見つける

FPにも様々な方がいて、特定の分野に強いFPがいます。そこで自分が主にどんな内容を相談したいのかを決めておくと満足できるプランニングをしてくれる可能性が高いです。企業系FPをイメージするとわかりやすいのですが、例えば、保険会社のFPなら当然保険関係に強いですし、銀行だったら金融商品やローン、不動産関係なら住宅やマンションの購入といったように、その専門の強みがあります。

ファイナンシャルプランナーに相談というと、家計の見直しみたいなイメージが強いと思いますがそこで見えてくる問題の大半は保険と住宅です。日本人は保険好きとも言われていますので実際に保険に入っている人も多いかと思います。しかし中には必要とは言えない保険に加入している人や保険の項目が被ってしまっている人もいますし、その保険料が家計を圧迫してしまっている人も多いです。また住宅の購入を検討している方はローン返済のイメージや繰り上げ返済の時期などが気になってくるところですね。こういった分野に強いFPに相談することで保険の見直しやローン返済の計画、すでに住宅ローンの支払いがある方はその見直しをしてくれるFPもいます。

複数のFPに相談する

前述したようにFPにも様々なタイプがいます。得意分野もまた様々なので人によっては異なる見解を示すFPもいるでしょう。そのため、1人だけのFPに相談してしまうとその意見がFPの意見と捉えてしまう危険性がありますし、正反対の意見や複数の意見をもらうことで冷静に判断することができます。複数のFPから意見をもらうというのは少し面倒ですが、様々なアドバイスをもらうことで少しでもヒントを得ることができ、それをさらに自分なりに調べてみて知識をつけてからさらに相談するとより深い意見をもらえるかもしれません。

有料と無料の違いは?

FPに相談する場合、相談料が無料の場合と有料の場合があります。企業系FPに相談すると相談料が無料の場合が多く、独立系FPに相談すると有料となる場合が多いです。企業系FPの相談料が無料なのは、その先にある商品やサービスの提供が主な目的だからで、独立系FPの相談料が有料なのはその相談やコンサルタント自体がメインとなるサービスだからです。

なので単純に考えると有益な情報を得られるのは相談料が有料の場合と言えるかと思いますが、実際のところはそうも言い切れません。無料の相談であっても良いFPと巡り会えば有益な情報を得ることができますし、反対に有料の相談であってもあまり身のない話をされる場合もあります。こればかりは実際に相談してみないと何とも言えないところですね。

あくまでも個人的な意見ですが、まずは無料の相談で十分だと思います。いくつかの無料相談を受けて、それでも解決しない場合や特殊な相談の場合は有料相談を受けるといった流れが良いかと思います。

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